この数年、弊社(EBSCO)では図書館利用者の検索・発見・コンテンツ活用の方法の変化に合わせて、インターフェースを継続的に進化させてきました。その取り組みの一環として EBSCOhost、EBSCO Discovery Service、そして Explora の各インターフェース(以下 UI)において、ナビゲーションの変更(一部機能の配置変更)を行う準備を進めていることをお知らせいたします。 UI の変更は、特に利用者支援やスタッフの研修を担う図書館員の皆様にとって、多くの準備や慣れが必要となることは、十分に理解しております。ですが一方で、私共は AI を活用したものを含む新機能への期待が高まる中、画面上のスペースやワークフローの構成を見直す必要があると考えました 本記事では、今回のアップデートについて詳しくお伝えするため、EBSCO 北米本社の Discovery, UX & Platform Services 担当 Senior Vice President である Timothy Lull より、変更の内容、実施の背景、そして今後何が可能になるかについて、一問一答の形式でご案内します。

Q. 今回のアップデートで、ユーザー体験(UX)はどのように変わりますか?

A. 大きな方向性として、今回のアップデートは、インターフェース内のナビゲーションと絞り込み(フィルター)ツールをどのように配置するかに焦点をあてています。主要なナビゲーションを左側(のパネル)からページ上部へ移動し、画面間で一貫性のある体験を実現するとともに、コンテンツや各種ツールのためのより広いスペースを確保します。この変更に伴い、ダッシュボードは上部ナビゲーション内の MyEBSCO セクションにまとめられ、パーソナライズ機能をより直感的に利用できるようになります。

また、図書館/管理者側で「絞り込み(フィルタリング)パネルが画面左側に開いた状態をデフォルトにできる」オプションも新たに導入します。これは、絞り込みを頻繁に利用する利用者から寄せられた『パネルを何度も開き直すことなく、より素早く絞り込みにアクセスしたい』という声にお応えしたものです。 

つまりこの度の取り組みは、EBSCO の新しい UI と従来(クラシック)の UI が持つ要素を統合し、馴染みのあるナビゲーションを保ちながら、今後の機能拡張とアクセシビリティをより良く支えるレイアウトへと進化させるために行われるものであるとご理解下さい」

以下は、アップデートされた UI(プレビュー)です。なお、画面は開発中のものであり、実際の仕様は変更される場合がございます。

New UI navigation

新しい外観では無駄のないレイアウトと明確に区分されたナビゲーション領域を強調し、利用者は更新後の UI において検索ツール、保存済みコンテンツ、アカウント機能にすばやくアクセスできることを示しています。

Q. EBSCOが今回のアップデートを行う理由を聞かせて下さい。

A. 現行の UI(新 UI)を導入した当初は、分かりやすさ、アクセシビリティ、全体的な使いやすさの向上に重点を置いていました。それ以降、特に AI を活用した機能や新しいディスカバリーのワークフローを中心に、技術革新のスピードが加速しています。 

端的に申し上げれば、現在のレイアウトでは、利用者が求める新たなツールを提供しようとした際に、混乱を招く摩擦や画面の煩雑さを増やすことなく実装することが難しい状況があります。 

こうした判断は、新しい UI に対して、お客様から継続的にお寄せ頂いているフィードバックと合致しています。お客様はナビゲーションの効率や充実した検索機能へのよりスムーズなアクセスを重視しており、今回のアップデートは、これらの課題に直接対応していくことを目指しています。 私共は、お客様・利用者の声を非常に重視しており、製品に対して前向きな改善を加えることで、その声にお応えできる機会を頂けたことに感謝しています。 

つまり、今回のアップデートは、図書館の皆様が「今」求めていることをサポートする基盤となると同時に、UI が今後も継続的に進化できる環境を整えるためのものだと考えています。

Q. 新しいナビゲーションはいつロールアウトされますか?

A. 現在のところ2026年7月上旬のロールアウトを予定しています。具体的なタイムラインや、新しいナビゲーションフレームワークをご確認いただける機会については、リリースの時期が近づき次第、図書館の皆さまにご覧頂けるガイダンスとあわせてご案内したいと考えております。

Q.この変更について図書館側が知っておくべきことは何ですか?

A. 第一に、各ナビゲーションの配置こそ変わりますが、主要な機能やワークフローに変更はございません。利用者は同じツール・機能をご利用頂けるのですが、(UI の)将来的な拡張をよりサポートやすい形で再整理されるとご理解下さい。 

第二に、UI の変更は、各館で管理されている文書・研修のための資料にも影響を与えることを理解しています。図書館の皆様が可能な限り効率的に資料を更新できるよう、各種リソースとガイダンスを提供する予定ですので、お時間を賜れれば幸いです。 

最後に、弊社では早い段階からお客さまのご意見を伺いたいと考えています。これまでもフィードバックはアップデートの方向性を形づくる上で重要な役割を果たしており、今後も皆様からお寄せ頂いた継続的なご意見をもとに、エクスペリエンスを改善して参ります。