EBSCO では、このたび EBSCO eBooks(電子書籍)における新たなデジタル著作権管理(以下DRM)ソリューションとして、EDRLab が提供する “LCP DRM” を採用することになりましたので、お知らせいたします。この取り組みは出版社、図書館、そしてその利用者に大きなメリットをもたらし、併せてユーザーエクスペリエンスの向上とコンテンツ保護の強化を実現します。
今回の変更を行う理由
EBSCO(以下弊社)はこれまで一貫して、世界中の図書館の皆様へ「安全かつアクセスしやすいコンテンツを提供すること」に尽力してきました。今回の LCP DRM の採用は、弊社の DRM 機能を最新の標準に適合させるための第一歩です。この新しいソリューションは、Adobe などの従来の DRM の制約に縛られることのない、より安全で、かつ特定のベンダーに依存しない読書体験を EBSCO eBooks で提供できるよう設計されています。
図書館の皆様にとっての主なメリット
- セキュリティ強化と、最新標準への対応:LCP DRM はデジタルコンテンツに強力なプロテクションを提供し、出版社の著作物を不正アクセスや不正配信から守ります。この最新規格は、世界100社に採用されている最新標準であり、その信頼性と有効性は広く評価されています。
- 特定のベンダーに依存しない読書体験:従来の DRM と異なり、LCP DRM は Adobe アカウントの作成が不要です。これにより、追加のアカウント作成・管理が不要になり、電子書籍を利用するプロセスが簡略化されます。
- アクセシビリティの向上:新しい DRM ソリューションは完全にアクセシブルであり、デスクトップ向けリーダーである Thorium Reader と互換性があります。 Thorium Reader は、世界的なアクセシビリティ要件に準拠しており、障がいのある方を含むあらゆる利用者が障壁なくデジタルコンテンツにアクセスし、利用できることを目指します。
- 非営利組織とのコラボレーション:LCP DRM を提供している EDRLab は非営利組織です。弊社は、デジタルコンテンツへのアクセス向上と保護の改善に取り組むコミュニティ志向の組織と連携することで、より良い提供環境の実現を推進して参ります。
EBSCO eBooks は利用者やお客様から寄せられたフィードバックを反映し、アクセシビリティと使いやすさの向上に繋がる、最新の、かつ絶えず進歩する DRM システムに移行いたします。
EBSCO eBooks は利用者やお客様から寄せられたフィードバックを反映し、アクセシビリティと使いやすさの向上に繋がる、最新の、かつ絶えず進歩する DRM システムに移行いたします。
今後のスケジュール
この移行の一環として、ご契約のすべての図書館は2026年4月14日(※一部のお客様は2026年5月19日)に Readium LCP DRM が自動的に有効化されます。自館の移行日が不明な場合は、弊社カスタマーサービスまでお問い合わせ下さい。さらに準備にお時間が必要なお客様は、EBSCO eBook Manager を通じ EBSCO eBooks の貸出(ダウンロード)機能を一時的に無効にすることもできます。
主な変更点
- DRM テクノロジー:EBSCO eBook の貸出(ダウンロード)において、Adobe DRM に代わり LCP DRM が適用されるようになります。
- 推奨されるリーダーアプリ:Thorium Reader (Windows、macOS、Linux 対応) のご利用を推奨します。Thorium Reader は WCAG 2.2 AA アクセシビリティ標準に準拠し、テキスト読み上げ機能、フォント調整、注釈機能などを備えています。
- 利用者(エンドユーザー)ログイン:利用者は引き続き MyEBSCO アカウントをご利用頂けます。また Thorium で初めて DRM 保護されたファイルを開く際は、利用デバイスごとに初回のみ EBSCO のパスワードを入力して下さい。
役立つリソース
- EBSCO eBooks - LCP & Thorium についてのよくあるご質問(FAQ)
- プラットフォームの機能実装ロードマップ
- Thorium Reader に関する情報 (*提供元ページ/英語ページに遷移します)
今後について
この LCP DRM への移行は、弊社が推し進めるデジタルコンテンツ提供と保護強化の取り組みにおける重要な節目となります。私共は、この新しいソリューションにより、図書館およびその利用者の皆様に、より安全で、よりアクセシブルで、よりユーザーフレンドリーなエクスペリエンスをお届できることを確信しています。